部屋の多肉植物が枯れた。

なんだってほっといたら枯れる

夢見る隙間

 

『夢見る隙間』

 

あたしが好きな歌手の

あたしが好きな歌。

 

aikoちゃんの歌は

いつもあたしに力を貸してくれる。

 

それに彼女の歌は

あたしの恋愛観や人生観に

多く影響してきた。

 

なにしろあたしが

『あたし』っていうのは

aikoちゃんの真似だったのだから。

 

彼女の歌は

その歌唱力以外にも魅力がある。

一見日記に見える文章に詩が存在する。

その部分が、人の心を揺さぶるのだと思う。

 

恋人と幸せな時間を過ごす歌 もあるが

やはり多く聞いてきたのは

失恋ソングや恋人との不安な時間の歌だ。

 

そんな様々な歌がある中で

この記事のタイトルである

『夢見る隙間』は

好きな人に対して好きだと思う気持ちが

あまりにひどくて少し辛くなる時に聞く。

 

これが最後かもしれないと

あなたにあたしはキスをする

 

別れはいつも突然で

こんな幸せで誰かを好きでいられる時間を

いつまでも過ごせるという保証は

どこにもないのだ。

だから

あたしはいつも、

恋人と会うときは

『これが最後かもしれない』と

思うようにしている。

 

そうすれば、

別れ際が寂しくても

少しでも笑顔で

綺麗なあたしでいられるのだ。

『また会いたい』と思ってもらえるように。

『これを最後にしたくない』と

思ってもらえるように。

 

そんな歌を作るaikoという人自身にも

大きな魅力があるのだ。

彼女は、よく見るとそんなに可愛くない。

でも、めっちゃくちゃ可愛い。

それはどうしてかっていうと

彼女は自分の見せ方を知っている。

 

女の子らしさ がとっても似合う人。

カールのかかったポニーテール

ひざ下のスカート

赤く染まった頬

揺れるピアス

ふとした時に見せてくれる真剣な表情

そのあとのふざけた笑顔

全部全部、

彼女があたしの恋人なんじゃないかな って

錯覚させてくれる。

 

小さくてかわいくて、強くて弱い。

そういう女性は魅力的だ。

あたしも

彼女みたいになりたいな。

razón por la que estoy aquí

 

今回は全く恋愛じゃないこと。

箸休め箸休め。

 

なんであたしが

外大スペ科に来たか? というお話。

 

遡ること8年。

小学校6年生の時、あたしは

初めてスペインに行きました。

 

別にその頃から

スペイン語〜〜すきぃ〜〜』とか

そんなわけもなく、

その年のW杯で優勝したスペインに

行ってみたかったというミーハー根性で

旅行先を決定した。

 

小さい頃から英語の勉強はしていたので

留学してない かつ インターじゃない

小6にしては英語がわかったあたし。

『習った英語が使える!』と

ワクワクして飛行機に乗ったのを覚えている。

 

しかし

 

スペイン全く英語通じないね!! 

 

あたしの行った先や

話しかけた相手が悪かったのか

ほっっっとんど通じないし

通じてもスペイン語訛りわからない...... と

心を思いっきりへし折られた。

でもめげない。

カタコトの英語で

飛んだら跳ねたりしながら

言葉を伝えようとするあたしに

スペイン人たちも寛容だった。

みんな優しく接してくれて、

スペイン語を少し教えてくれた。

 

初めて話した文は "Tengo hambre." 

なんと実用的だろうか。

 

それになぜかわからなかったが

スペインに来た時、

なぜか他の国に来た時とは違う気持ちになった

 

『きっとなにか楽しくてステキなことが

たくさん起こる国だ!』という

根拠のない希望を胸に、

全てがキラキラして見える

その国と言葉に魅了された。

 

その旅の時に決めた。

あたしは必ずスペイン語を話せるようになって

この国に戻ってくる と。

 

あたしの地元は

あまり偏差値の高い地域ではなく、

中学卒業後に就職する人もざらだった。

 

そんな中でなかなかグレていたあたしも

父親にスパルタ教育を施され、

YISに入学。

うちの高校は英語が有名だったけれど

あたしは英語嫌いで

2外でスペイン語ができる以外の理由で

志望校を選んだつもりはなかった。

 

ちなみにYISの入学式で外大の存在を知った。

提携校らしく、パンフレットが置いてあった。

見たときは

『え〜すてき!行きたい!』と思ったが

母親に 国立だよ と言われた瞬間諦めた。

 

いよいよスペイン語の授業が始まるわけだが

はーーーーーーネイティブがいっけめん!

お髭がダンディー

料理も得意なパーフェクトな方でした。

 

まあそれは置いといて、

初めてスペイン語を勉強した時に思ったのは

 

え......活用やばくね?覚えんの?

 

想像を絶する見た目の難しさに

尻込みしてしまった。

 

しかし負けない!

本気出しすぎてスペイン語の担当教員に

とっっっても気に入られるくらいになった。

 

実は高校入ってすぐは

四ツ谷にある大学に行こうと思っていた。

指定校もあるし、

何よりそのスタイリッシュな雰囲気に

憧れていた。

 

初めて外大のオープンキャンパスに来たのは

高1の夏。

その当時付き合っていた彼氏と

217でスペイン語の授業を受けた。

今はもういない某ネイティブと

スケボーに乗ることで有名な某ネイティブが

授業をしていた。

スペイン語の模擬授業に

参加したことのある人はわかると思うが、

この2人、

全く容赦無くスペイン語で話す。

説明はおろか、冗談までスペイン語で話す。

今考えると、

あれはかなりリアルな会話の授業の姿だな と思う。

 

周りはおそらく意味がわからずにしーんと

しているなか、

あたしだけケラケラ笑っていたのを

元カレはドン引きしていた。

 

『瑠奈はスペイン語始めて3ヶ月なのに

そんなにわかるなら、

きっと外大に行ったほうがいいよ』

 

その彼氏がそう言ってから、

外大に行けたらいいな と思うようになった。

 

そこからはずーっと受験勉強。

あたしは大半の受験生みたいに

3年生になってから

寝ずに勉強するとかいうのが

できそうもなかったので

3カ年計画で外大受験に挑むこととなった。

 

幾度となく

外大行きたくないキャンペーンを起こし

両親ともなんども喧嘩したけれど

なんとか外大に合格。

 

外大の合格発表は

あたしが確認する前にあたしの友達がみて

電話をかけてきて結果を知ったのを思い出す。

 

とにかくスペイン語とスペインが大好きだった。

あたしが生きている間、

初めて熱意を持って取り組めたことだった。

 

今も不自由ではあるけれど

少しずつスペイン語を話せるようになって

とっても幸せだ。

 

きっと小学生の頃のあたしに会えたら

あたしは彼女にとって

憧れのお姉さん になれていると思う。

 

 

身長

 

好きな人の背の高さ。

 

皆さんは

あたしの身長がどれくらいか知っているだろうか?

 

155cmである。

 

意外と小さい という感想をよく聞く。

あたしもそんなに小さいと思っていない。

160cmくらいある気持ちだ。

この性格と話し方で年齢はおろか

身長まで盛ってみえるようだ。

 

女子同士の会話の中で

恋人に求める条件 なんて話題がある。

 

優しい とか かっこいい とか

ありきたりな中に

『◯◯cmより背が高い人がいい』

なんていう言葉を耳にする。

 

あたしにはない概念だ。

だってあたしには

みんなみんな大きく見えるから。

170cmも180cmも同じ、

あたしよりもとっても背が高い人たち だ。

 

決して背が高い人が好みなわけではないけれど

なぜか180cmくらいの人に

好かれたりする。

 

前に誰かが

『お前が180cm台を持ってっちゃうと

背が高い女子が困るから160cmくらいのを

狙ってくれ』と言っていた。

 

いや、まあ言いたいことはわかるよ。

でも、あたし身長で選んでないから

なんとも言い難いのよな。

恋人の身長とか付き合ってから

5.6回聞いてるとおもうし。

 

ただ漠然と『おおきいな』と

思っているだけ。

 

でも最近気づいたけれど、

あたしは160cmの男性に対して

おおきいな とは思っていないようだ。

確かにあたしより5cm大きいのだが、

やはり自分より大きいと感じる身長差

というものが存在するらしい。

 

身長差カップルって 可愛らしい。

あたしの推しカップルのひとつが

かなりの身長差カップルである。

(心当たりがある人もいるのでは?)

お二人ともとても落ち着いた雰囲気だが

どこか可愛らしいのである。

カップルとは こうであるべきだな と

彼らを見るたびに思う。

 

 

美男子

 

イケメンを好きにならない。

 

滅多にイケメンを好きにならない。

前にもそう書いたと思う。

 

なにもイケメンが嫌いなのではないのです。

ちゃんと俳優さんもジャニーズも

クラスでイケメンと言われる人も

みんなみんなカッコよく見えているし、

付き合えたら素敵だろう。

 

が。

 

なにしろ、あたしは嫉妬しいなのである。

高校以降知り合った人には

あまり信じてもらえないが、

本来あたしは男の子と交友関係を持てないタイプだった。

用がなければ話せないタイプだった。

男友達 という概念がなかった。

だから男女で仲良く出かけているのは

付き合っているのだと思っていた。

(思考が陰キャすぎて我ながら怖い)

昔のあたしが 今のあたしを見たら

とんだクソビッチだと思うかもしれない。

 

そんな思考からは抜け出してはいるものの、

やはり彼氏が他の女の子とサシでご飯に行くのは辛い。

自分はやるのに、辛い。

正直、サシじゃなくても辛い。

クソメンヘラみたいなこと言わせてもらうと

恋人と同じ空気を吸う女は消えてなくなれと

思っている。

 

と、いうのは冗談だが

かなりの嫉妬しいなのだ。

 

それに、

いつだって不安になるのだ。

この綺麗な顔の裏には

どんな気持ちが隠されているのだろうか。

この人の『本当の彼女』って

どんな人なんだろう。  などなど

 

きっと相手がどんな顔だって

不安になるはずなのに

相手の顔がいいと、

より信じられなくなる。

 

なんでこの人は

あたしのことが好きなんだろうな?

あたしがあなたなら

他の子を選ぶのにな と

思ってしまう。

 

本当にネガティブで、

そうやって生きているうちに

自分がB専だと思い込むようになった。

 

今となってはそんなことはないんだと

思っているが、

思い込みとは悲しいもので

やっぱりかっこいい人と付き合うと

自信が多少つく反面、

絶望的に努力をしなくては

納得いかなくなっていく。

 

今もまた自分のコンプレックスと戦って

生活している。

身体を壊してでも自分の納得いくような

状態にしようと思ってしまう。

お釈迦になってしまっては元も子もないと

心に言い聞かせて日々精進する。

 

でもこのコンプレックスを倒せたら

また少し自信が帰ってくるはずだから。

 

 

 

デート

 

あたし的憧れる or 好きなデート。

 

これはたくさんあるからシリーズ化しそう。

今回はその中で

スポーツ観戦デート について。

 

ご存知の方も多いかと思うが、

あたしは 俗に言う カープ女子 である。

プロ野球セ・リーグ

広島東洋カープのファン。

 

なったのは割と最近なので

あまり詳しく語ったりはできないが

野球に興味のなかったあたしに 

野球の面白さを教えてくれた球団である。

 

なのであたしと観に行くなら

99.9パーセント 広島戦になる。

 

前にも話したが、

あたしの恋人はサッカー好きが多かった。

なので一度も叶えられたことがない。

 

理想としては

 

  • 東京ドームのビジター席で

     『東京ドーム初めて来たわ〜』って言われて

       ちゃっかり色々案内してドヤ顔したい。

  • 二人でユニフォームをきて

       『へえ、似合うじゃん』って言われて

       ニヤニヤしたい。

  • ビールを片手に球場飯を楽しみながら

        帰りの電車で寄っかかって爆睡したい。

  • あと彼氏関係ないけど丸佳浩のホームランがみたい。

 

こんな感じだろうな。

 

反対に

恋人の好きなスポーツの試合を観に行くのも

いいんだろうな と思う。

サッカーのパブリックビューイングとか

あたしみたいななーんにも知らない奴が

行ってもいいなら連れていってほしい。

 

好きな人が好きなことをみている時の姿を

見れるチャンスはなかなかない気がする。

これはスポーツじゃなくてもいい。

ライブや演奏会、展覧会、

そんなタイプの

『好きな人の好きな部分を刺激する何か』に

その人が対峙するとき、

あたしもその時間を少しでいいから

分けて見せてほしい。

 

 

記憶

 

昔の恋の記憶は綺麗に見える。

 

地元に戻ると、

稀に中学時代の元カレと遭遇する。

 

その度に思う。

 

この人、こんなに微妙だったっけ?

 

中学時代の恋愛など殆どが黒歴史

細かく語りたくはないが、

素敵な別れを経験したことなど一度もない。

なんなら相手をものすごく嫌いになったりしている。

でも時が経つと、

あの時、かっこいかったな...... と

具体的な映像とともに懐古することがある。

 

彼らはあたしの記憶の中で

キラキラした物語になっている。

花火大会に行ったり、カラオケに行ったり、

海に行ったり、誕生日を祝ったり。

制服を着ていた時代の記憶が

『あの頃は良かったな』と思わせてくる。

 

でもね、

あたしこれだけは言えるのです。

いまが一番幸せなんだと。

 

昔の恋は離れて見ているから綺麗なだけ。

具体的に思い出すとなかなか悲惨なものばかり。

 

縛られて進めないでいるのって

きっと勿体無いのだと思う。

もちろん現在も未来も

輝いてばかりではないけれど

極力前を向いて生きていきたい。

 

よくなるように見える、

明日に向かって。

 

 

 

 

 

 

好きになった人

 

相手がいる人を好きになる。

 

ずっと、ずっと昔の話。

隣の席の男の子を好きになった。

色が白くて、変わった人だった。

大人しかったけど、陰キャでもなかった。

 

そんな彼には、彼女がいた。

同じクラスに彼女がいるのを知っていた。

『どうして彼は彼女を選んだのだろう』と

思うくらいには雰囲気の違う2人だった。

でも2人の仲は約半年ほどだった。

そんなに長く一緒にいるなら、

きっとどこか2人にしかわからない幸せが

そこにはあるのだろうと考えていた。

 

だから、そのままでいいと思っていた。

密かに好きでいられればいい、

2人で出かけなくていい、

ただ学校で話せる時間が楽しく過ごせれば。

 

でも、そうもいかなかった。

 

『あの2人、別れそうらしいよ』

 

あたしの友達があたしの気持ちを知ってか

こっそりと教えてくれた。

人は欲深いもので、

どうしてかあたしは

彼が手に入るかもしれないと思った。

 

その日、あたしは

彼に小さな紙切れを渡した。

 

『彼女とさ、別れそうなの?笑』

 

笑 をつけておけば

なんでも許されると思っていたような文面だ。

 

『うん、ちょっとね』

 

彼からもらった紙にはそう書かれていた。

 

そのまま根掘り葉掘り聞き続けると

彼女が重すぎる、嫉妬するくせに

自分は男の子と遊びに行く、

元々そんなに好きじゃなかった   などと

彼女に対しての不満が出て来た。

 

その時あたしは

嬉しかった。

この人はあたしのものになる と

確信した。

 

そのあとは早かった。

彼をそそのかして別れを告げさせた。

そんな気持ちなら

一緒にいる相手がかわいそうだよ と

もっともらしいことを言って。

 

数日後に彼から手紙をもらった。

『別れたよ』 と書かれていた。

その手紙に

じゃあ あたしと付き合ってほしい と書いて返した。

返事は ◯ だった。

 

あたしはしてやったりと思っていた。

やっぱり、

彼と彼女は釣り合っていなかったのだ、

あたしのものになればよかったのだ と。

 

あとあと彼から聞いた話、

彼女が嫉妬深くなったのは

おそらくあたしのせいだった。

隣の席でいつも話していたし、

休み時間も一緒にいたのだ。

そりゃあ嫉妬するに決まっている。

あたしだってする。

そういう意味では、

略奪愛だったのかも知れない。

 

そんな彼も、

今となってはどこで何をしているのか

なんなら生きているのかもわからない。

 

数年前に、駅で見かけて

『こんな顔だったっけ?』と

少しがっかりして以来、

彼の話を聞きさえもしない。